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せまるMarsEditの終焉?WordPressエディタに見る、外部ツールの未来

頑張るほどに、首がしまる。敵に塩を送る。そう知りながらも誠心誠意の仕事を続けることは、わたしには難しい。

ブロガーが憧れたテキストエディタがある。MarsEditだ。2005年にリリースされた。2021年3月現在まで、サービスを維持している長寿ツールだ。

そんなMarsEditが、勢いを落としている。下図はGoogleトレンドのグラフなのだが、全世界で「MarsEdit」と検索される回数は減り続けている。

Googleトレンド https://trends.google.co.jp/trends/

人気ソフトMarsEditに何があったのか。そこを考えると、外部ツールの未来が見える。MarsEditが気になる人は、導入前にぜひ読んで欲しい。

»MarsEdit公式サイト(AppleStoreを開きます)

「憧れのテキストエディタ」MarsEditの検索回数が減っている

多くのブロガーがあこがれたMarsEdit。windowsでは動作せず、Macでしか動かないブログエディタだ、まさにクリエイターのツールで、それだけでもカッコが良い。

私は2017年からブログを始めたが、当時は「ちゃんとブログやるなら、MarsEditだろう」という記事やツイートを日々見かけた。もちろん私は憧れた。しかし、windowsユーザーの私にとって、MarsEditは手が届かない、上流なテキストエディタだったのだ。

時は流れて2021年。ブログを初めて4年。とうとう私も、MacBookAirをもった。「さぁ、MarsEditを使おう。だって、Macを買ったんだもの!」と張り切った!

いや、待て。ツールには目がない私も、新しいツールを導入する前には、Googleトレンドで、そのツールの名前が検索される回数を調べるようにしている。衰退していくツールは導入したくない。多くのツールに手を出しすぎて、ようやく学んだ。

Googleトレンドの結果は、悲しいものだった。2021年、MarsEditと検索される回数は、明らかに減少傾向にある。

Googleトレンド https://trends.google.co.jp/trends/

馬鹿な! Googleトレンドがなんだ、わたしはMarsEditを導入した。4年も待った。Googleトレンドの、数字だけで、諦められるものか!

これは、、、厳しい、、、

早速、MardEditで記事を書いてみる。書き始めると、確かに快適だった。ローカルにデータがあるから、ワード感覚で記事を書けた。Googleドキュメントから流行した自動保存も良いものだが、ローカルファイルを上書きしながら作っていくほうが単純で馴染みがある。

MarsEditの特徴は、ローカル編集でファイルが作られることだ。ブラウザベースで動くWordPressは、ブラウザのセッションが切れたり、突然オフラインになったときにデータが飛ぶことがあり、けっして安心できる環境ではない。対して、ローカルで安心して作業できるのがMarseditの魅力だ。

しかし、問題は記事をつくった後にあった。ローカルで作成した記事をWordPressにおくるとき、クラシックブロックで投稿されてしまうのだ。当ブログではクラシックエディタは採用しておらず、必ずブロックに変換することにしている。すると、記事の体裁が少し崩れる。これを整えるのが、なかなか大変な作業なのだ。ローカルで書いた記事をWordPressに送ると、手作業で修正が必要なのだ。※

※ これは当ブログでクラシックエディタを導入していないことが原因かもしれないが、クラシックエディタはこのブログでは採用できない。今後GutenbergがベーシックになるとWordPress公式はアナウンスを出している以上、なるべくはGutenbergをベースにしていきたい。もし、MarsEditから直接ブロックに変換して投稿する方法があれば、ぜひ教えてほしい。

MarsEditの動作に苦戦していると、あることに気がついた。Gutenbergがなく、クラシックエディタという言葉自体もない、2017年ごろだったら、MarsEditは完璧なソフトだ。画像の一括挿入ができたり、互換性がしっかりしていれば、便利なのだ。2017年時点は、WordPressのブラウザエディタでデータが飛ぶことも多く、泣くことも多々あった。ローカル編集できて、万が一の事故がない、MarsEditは素晴らしいツールだ。

今は、WordPressから、拒否されているように感じる

WordPress公式は「Classic Editorのサポートは2021年12月31日まで」と告知している。今後は、Gutenbergがベーシックになる。2種類のエディタをサポートするのは、WordPress公式にはコストだろう。「早くGutenbergに移行してくれ!」とWordPressが言っているように感じる。

そうなると、今後、MarsEditはどう立ち回っていくか気になるところだ。クラシックエディタを前提にしていくのか。それはWordPress側から拒否されているように感じる。ブロックエディタとの互換性を高めていくのが王道だか、果たしてどこまで互換できるのだろうか。

それ以上に、MarsEditの存在意義そのものを、考え直さないといけない時期かもしれない。WordPressの公式エディタが、ずいぶん便利になってしまった。外部エディタに頼らなくて良くなった。MarsEditに求められてきたものが、WordPress公式に搭載され始めたのだ。編集中の記事は自動保存で安全に保存されるようになった。マークダウンにも対応した。スニペットは再利用ブロックとしてさらに便利になった。

かつては、公式エディタには出来ないことを、MarsEditが補っていた。しかし、MarsEditが「こうだったらいいな」を実現するたびに、WordPress公式エディタがそれを参考にアップデートされていく。MarsEditのアップデートを頑張るほどに、首がしまる。敵に塩を送る。これを続けるのは辛い。もしかすると、MarsEditに終焉が近づいているかもしれない。憧れのツールだ。長生きしてほしい。

MarsEditについて話してきた。しかし、これはMarsEditに限った話ではない。外部ツール全般に共通する話だと思う。外部ツールの立ち回りが、変わろうとしている。

外部ツールは存在価値を失う運命なのか

公式ツールを補完するような、外部ツールは世の中に山ほどある。外部ツールは、公式のアップデートで、いずれ存在価値を失うのだろうか?

おそらく失う。残念だが、公式に機能を追加するだけのツールであれば、存在価値を失う運命だと思う。その機能は、いずれ公式が取り込む。「あったら良いな」は、いつか公式になる。

しかし、中には存命するツールもあると思う。先日、当ブログで、1つの外部ツールを取り上げたToDo for Googleはその1つだ。Google ToDoの動作を補完するアプリで、Googleがサポートしていない「Google ToDoをデスクトップで全画面表示させる」痒い所に手が届くアプリである。なぜ存命するか。ToDo for Googleは、Google ToDoが必要ないとした機能を補完している。公式では提供されない機能があれば、存命するだろう。

MarsEditは衰退の傾向にあるが、テキストエディタは増えている。Typoraをはじめ、新しいコンセプトのテキストエディタが年々増えている。受けがよいものは、長寿化している。Ulyssesは、いつの間にか長寿エディタになった。長生きするテキストエディタは、WordPressへの投稿を前提にしていない。何種類もの出力形式をサポートしている。WordPress公式を補完するのではなく、書くこと自体を補完している。WordPressへの直接投稿はできないものもあるが、一度コピペするだけだ。大した手間でもないし、WordPressと外部テキストエディタを繋ぐ難しい設定がなく、手軽に思う。

長生きするツールは、ただの公式補完ツールではない。ツールとして自立しているのだ。WordPressエディタだけを補完するのではなく、書くこと自体を補完するように。

まとめ:MardEditに見る、これからの外部ツールの立ち回り

MarsEditの検索需要が低下している。そこから外部ツールの必要性と、今後の立ち回りについて考えてみた。

外部ツールの、立ち回りが変わったと感じる。公式を補完するだけの外部ツールは、いつか公式のアップデートに食われる運命にある。ツールは自立する必要がある。補完ではない。その形式にも対応しているよ、と、懐の広いツールが自立する。生き残っていく。そういう風が吹いていると思う。

MarsEditは、今まさに、その風を感じている。もちろん、乗り越えると信じている。憧れのツールだ。

外部ツールを導入する際は、何かに依存していないか確認することが肝要かもしれない。WordPressだけに限った話ではない。自立していないツールに頼るのは、今後に不安が残る。

【補足】MarsEditとは

Mac用のブログエディタ。Blogger、Movable Type、Tumblr、WordPressなど、多くの人気のあるブログサービスへの投稿をサポートしている。2005年にリリースされ、今も愛されている。

MarsEditは、インストールから2週間は無料で使える。試用期間がある。ぜひ使ってみて欲しい。

»MarsEdit公式サイト(AppleStoreを開きます)

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作家。1994年生まれ。北海道育ち。ライターと、ウェブマーケターの2足のわらじをはいた、おじさんのような顔をした若造。

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